人事評価改善等助成金Q&A

2017年6月29日

人事評価改善等助成金Q&A

制度整備助成50万円と目標達成助成80万円で合計130万円の人事評価改善等助成金がスタートしました。
制度整備助成50万円を中心に、問合せが多い項目をまとめてみました。

Q1: 制度整備助成50万円の支給申請時期はいつですか?
A1: 人事評価制度等の実施日の翌日から起算して2か月以内です。例えば月末締翌月20日支払の事業主で、平成29年7月中に計画申請して、賃金表に9月1日であてはめ、10月20日に賃金を支払えば、10月21日から2か月以内です。

Q2-1: 制度整備助成50万円を支給されたあと、目的達成助成80万円を支給申請しない時には、50万円の返還などのペナルティはありますか?
Q2-2: 昇給時期を翌年4月としていますが、2%以上アップしないと、50万円の返還などのペナルティはありますか?

A2: ペナルティはありません。制度整備助成50万円を支給の要件は、人事評価制度等の実施であり、目標達成とは別の問題です。

Q3: 創業1年目で、目標達成助成80万円の生産性要件である3年前の会計期間がなく、目標達成助成はもらえない事業主ですが、人事評価改善等助成金の制度整備助成だけでも50万円は申請可能ですか?
A3: 人事評価改善等助成金の制度整備助成50万円は申請可能です。生産性要件を満たさないため目標達成助成80万円は支給申請はできません。

Q4: 飲食店を個人で行っている雇用保険適用の個人事業主ですが、人事評価改善等助成金を申請できますか?
A4: 雇用保険適用(正社員必須)の事業主であれば、申請できます。

Q5: 3か月前に、事業主都合の離職(解雇)をしていますが、人事評価改善等助成金は申請できますか?
A5: まず、人事評価改善等助成金は計画申請できます。この助成金には解雇による支給の制限がないからです。次に制度整備助成50万円は支給申請できますが、目標達成助成80万円の方は、生産性要件の4会計期間中に解雇があると申請できません。

Q6: 正社員が1人でも、申請できますか?
A6: 問題なく申請できます。

Q7: 短時間正社員は、職場定着支援助成金の対象ですか?
A7: 対象となります。ここでの短時間正社員とは、正社員と期間の定めのない雇用、賃金制度等の同じ処遇を受けて、勤務時間だけが短い正社員をいいます。時給の適用されるパートタイム社員は短時間正社員ではありません。

Q8: 職場定着支援助成金の資格手当制度(評価・処遇制度)を平成29年3月8日に計画申請しました。人事評価改善等助成金は申請できますか?
A8: 『職場定着支援助成金(保育労働者雇用管理制度助成コース/制度整備助成、介護労働者雇用管理制度助成コース/制度整備助成)』を受給している場合は制限があります。
(平成29年3月31までに職場定着支援助成金の計画認定申請をしていた場合を除く)ただし、平成29年3月31までに職場定着支援助成金の計画認定申請をしていれば、人事評価改善等助成金は申請できます。


Q9: 職場定着支援助成金の研修制度、健康づくり制度と人事評価改善等助成金は同時に申請できますか?
A9: 『職場定着支援助成金(保育労働者雇用管理制度助成コース/制度整備助成、介護労働者雇用管理制度助成コース/制度整備助成)』を受給している場合は制限がありますが、職場定着支援助成金の研修制度、健康づくり制度は制限はありませんので、人事評価改善等助成金は同時に申請ができます。

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